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ECBは追加緩和を決定、しかし市場は期待外れと判断

 先週の木曜日の欧州時間終盤にECB理事会が開かれ、そこで追加緩和実施が発表された。内容は、ECBは資産購入策を少なくとも2017年3月まで延長、ECBは元本支払い額を再投資する、地方債を取り入れるなど資産購入の対象拡大などだった。
 ユーロ/ドルは10月の後半ぐらいからECB総裁の発言などにより、12月のECB会合での追加緩和への思惑が強まり1.1495から1.0518まで 約0.1下落してきた。前週発表した追加緩和には、市場が期待していた中銀預金金利の0.1%引き下げ、資産買入れ期間の延長、月額150億ユーロ程度の 規模拡大がなかったため失望からの買戻し、材料出尽くしなどを要因に1.098まで大きく上昇し、10月後半からの下げの約半分ほど戻した。