経済ブログ

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すき家の大量閉店

 すき屋の多くの店が閉店中だ。理由は人手不足と言われている。ワンオペといわれる深夜帯での一人での営業や、鍋などの新メニューにかかる負担が大きく増え、バイトなどが大量に止めた。しかも、仕事の量が多すぎると広まり、新規採用も思うように集まらないようだ。

 すき屋を運営するゼンジョーHDは、人件費を極端に抑え利益率を高め成長してきた。しかし、人件費の削減は、社員やバイトに過度な負担を押し付けることになり、今回のような結果を生んだ。この事態を受け、社長は「現場とトップの距離を縮め、意思疎通を図っていきたい」と反省の弁を述べた。現場無視の経営の暴走が、今回の事態を生んだようだ。

 すき屋は、弁護士による第三者委員会を設置し労働環境の改善をはかるという。また、ワタミは、26年度中に60店舗を閉鎖して1店舗当たりの従業員数を増やす施策を発表した。人材確保に向け、パートやアルバイトを正社員化する動きや、労働環境を改善する動きが他の外食企業にもででてきている。安く人を使い、利益を上げて来た一部の外食企業の成長モデルが、曲がり角に来ているのは間違いない。